東芝、世界初 UHS-II対応 microSDカードを発表。 SSDクラスの高速転送を実現
株式会社東芝は、世界初のUHS-II対応microSDカードを新製品として発表した。
新製品は下記2製品。
32GBモデル「THNSX032GAJCM4」
64GBモデル「THNSX064GBK5M4」
携帯機器メーカー、開発ベンダーに対して本日からサンプル出荷を開始。
32GBモデルの「THNSX032GAJCM4」では、最大読み出し速度260MB/秒、最大書き込み速度240MB/秒とSSDに匹敵する高速転送を実現した。
UHS-I対応の同社従来製品「MUH-A032G」と比べ、書き込み速度が約8倍、読み出し速度が約2.7倍の速さを実現している。
更に64GBモデルの「THNSX064GBK5M4」では、最大読み出し速度145MB/秒、最大書き込み速度130MB/秒と、読み出し書き込みともに世界最速の転送速度となる。いずれもUHS Speed Class 3に対応する。
UHS-II対応microSDカードはピンが2列の配置となっているが、下位互換性を持つ。
UHS-II対応SDカードは、従来のインターフェイスでも利用可能だが、高速転送を行なうには、インターフェイス側もUHS-IIに対応している必要がある。
CP+2014のSDアソシエーションブースでは、UHS-II対応microSDカードのモックアップが世界で初めて展示されていた。
機器メーカーから同規格対応機器が登場するのは2015年後半以降となる見込み。