【AMD】ミドルレンジ向け新GPU「ATI Radeon HD 5670」を発表

AMDが、ミドルレンジ向け新GPUATI Radeon HD 5670」を発表しました。

2009年10月に発売された「ATI Radeon HD 5700」シリーズの下位モデルにあたるとされ、従来のミドルレンジ向け「ATI Radeon HD 4670」を置き換えるラインナップとなるそうです。「ATI Radeon HD 5000」シリーズ同様、40nmの製造プロセスルールを採用。
人気のあったATI Radeon HD 4670の置き換えとのことで、販売価格は1万円台で販売され入手しやすいカードとなっています。

下記、引用〜
ATI Radeon HD 5670のトランジスタ数は6億2700万個となる。ストリームプロセッサーは400基、テクスチャユニットは20基、ROP数は8基となり、処理能力は620GFLOPSを実現。コアクロックは775MHz、メモリークロックは1GHz(転送レート4.0Gbps相当)。ビデオメモリーはGDDR5を採用し、メモリー帯域幅は毎秒64GBとなる。最大消費電力は64W、アイドル時消費電力は15Wだ。

機能面はDirectX 11をサポートし、マルチGPUATI CrossFireX」、独自のマルチディスプレイ・テクノロジーATI Eyefinity」などをサポートする。バスインターフェイスPCI Express 2.1 x16。ディスプレイインターフェイスには、DVI/HDMI/DisplayPort/アナログRGBをサポートし、リファレンスモデルにはDVI/HDMI/アナログRGBを各1系統備える。

価格は99USドル前後を予定。なお、SAPPHIRE、玄人志向などのベンダー各社から、同GPU搭載のビデオカードが発表されている。
 
〜とのことで、他の5000シリーズと同様の機能をサポートするようです。ちなみに、XFXからは待望のシングルスロット仕様の「HD-567X-YN」が発売されてます。
 
更に、2月には開発コード「Cedar」と呼ばれている「ATI Radeon HD 5500/5400」シリーズを投入する予定とのこと。更にラインナップ拡充を狙っているようです。


 
■リリースされたラインナップ
 
SAPPHIRE製
SAPPHIRE HD5670 512M GDDR5 PCI-E HDMI/DVI-I/VGA (PCIExp 512MB)
ATI Radeon HD 5670を搭載したPCI Express2.1 x16バス対応ビデオカード(GDDR5-SDRAM 512MB)
 
SAPPHIRE HD5670 512M GDDR5 PCI-E HDMI/DVI-I/DP (PCIExp 512MB)
ATI Radeon HD 5670を搭載したPCI Express2.1 x16バス対応ビデオカード(GDDR5-SDRAM 512MB/DisplayPortモデル)
 

 
玄人志向
RH5670-E512HD/AC (PCIExp 512MB)
ATI Radeon HD 5670を搭載したPCI Express2.1 x16バス対応ビデオカード(GDDR5-SDRAM 512MB)
RH5670-E512HD/AC
 
RH5670-E1GHD/AC (PCIExp 1GB)
ATI Radeon HD 5670を搭載したPCI Express2.1 x16バス対応ビデオカード(GDDR5-SDRAM 1GB)
RH5670-E1GHD/AC
 
XFX製 
XFX「HD-567X-YN」は「Radeon HD 5670」搭載ビデオカードとしては初のシングルスロット仕様。カード後方に小型ファンを1基備えて薄型化を実現したとのこと。
XFX HD-567X-YNFC

搭載メモリはGDDR5 512MBで、クロックはコア755MHz、メモリ1,000MHz(データレート4,000MHz)。モニタ出力端子はHDMI/DisplayPort/DVIの3系統。