【NVIDIA】GF100(GT300)の名称はGeforce GTX 480、 GTX 470となる。発表は3月か。

NVIDIAが発表を控えているコードネームGF100(GT300)の製品名が明らかになったようで、Geforce GTX 480、Geforce GTX 470となるそうです。
 
既存製品をGeForce 3XXと銘打ってリネーム発売したため、GeForce 300番台は使えず、GeForce 400番台を採用するとのこと。
300番台と400番台を同時期にリリースすると、一度に2世代リリースするような印象を与えますね。
せっせとリネームをして墓穴を掘った感もありますが・・・。
いずれにせよ、Geforce GTX 480、 GTX 470は、ATI RADEON 5シリーズと性能を競う、優れた製品になると思われます。

下記、引用〜
NVIDIAはGF100(GT300)のコードネームで呼ばれていたGPUを搭載するグラフィックカードの製品名をついに明らかにした。GF100の製品名は300番台を飛ばし、GeForce 400シリーズとなる。

2月1日、NVIDIAはBlogにGF100を搭載したグラフィックカードの製品名がGeForce GTX 480とGTX 470になることを投稿した。先日、NVIDIAはいくつかの下位モデルをGeForce 300シリーズとリネームしたため、“Fermi”アーキテクチャを採用する製品は混乱を避けるために400番台としたのだろう。
 
以前の報道によるとパートナーにはGF100、つまりGTX 480、 GTX 470のローンチは3月10日と通知されていると伝えられている。また、2010年第2四半期にはGF104なるGPUのリリースが計画されているという。このGF104はハイエンド向けをターゲットとしているという。

フラッグシップとなる“Fermi”は512のStreamProcessorを搭載する。これらは32のStreamProcessorが集まって16のクラスタを作る形となる。

それぞれのStreamProcessorはFPUとAPUのパイプラインを完全装備する。トランジスタ数は30億で製造プロセスは40nmである。メモリは384-bitインターフェースで、GDDR5に対応する(ECCにも対応)。さらに786kBの共有L2キャッシュを備える。
対応APIDirectX 11, OpenGL 3.x, OpenCL 1.xとなる。

また、今年の11月にはNVIDIAは新アーキテクチャをアナウンスする。
しかしFermiそのものが新アーキテクチャ開発の最初のステップであり、Fermiアーキテクチャは数年間続くと見られる。G92世代も3年間続いており、Fermi及び将来の世代のFermiも基本的な設計は数年間同じであろう。

Fermiアーキテクチャを採用したGF100は最速のGPUになるとも言われているがその価格はいくらになるのだろうか? そんな中BSNと呼ばれるサイトがGF100のダイで構成されたTSMCの300mmウエハのモックアップを作り、GF100のシリコンのコストを分析した。

BSNによると1枚の300mmウエハで最高94個のGF100チップが取れるという。GF100のダイサイズは24 x 23mmまたは24 x 24mmで570〜571mm2になると思われ、GT200と大体同じサイズであろう。

TSMCはチップを2つの方法で売っている。1つは全てのウエハを低価格で販売するがそのイールドの問題については購入者が責任を持つというもの。もう1つはダイ当たりのコストは高くなるが購入者はイールドに関しては責任を負わないものがある(おそらく完成されたダイの数に対して対価を払うものと思われる)。“Cypress”やGF100のようなGPUの場合、AMDNVIDIAも40nmプロセスのウエハあたりに$5000前後を支払っていると思われる。

TSMCは2009年中は40nmプロセスのイールドを40%以上に上げることができなかったが、現在は65nmプロセスと同レベルまで改善したとしている。これが本当だとして計算すると、NVIDIAは1個のGF100のダイあたり$131を払うことになる。ちなみに“Cypress”では$96となる。

これらを踏まえ、NVIDIAが良好な利益を上げようとするとGF100は$599で販売する必要があるが、これでは誰も買わない。BSNではGeForce GTX 380が$499〜549、GeForce GTX 360が$349〜399になるのではないかと予測している。

付け加えると、NVIDIAGeForce GTX 380として出荷できないものを一部GeForce GTX 360として販売することにより、コストを下げることが出来、その分カードの価格は安くなる。

NVIDIAはGF100ことGTX 480、 GTX 470の大量生産を2月第1週に開始する。

以上です。

Geforce GTX 480、Geforce GTX 470の価格など、今後の動向が気になるところです。
 
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