【マイクロン&マーベル】SATA3.0(6Gbps)対応の「RealSSD C300」発売間近か

マイクロンテクノロジーのRealSSD C300が発売間近との記事が掲載されていました。

SSDのコントローラーチップは、SATA Revision 3.0(6Gbps)ストレージコントローラーで有名なMarvellの「88SS9174-BJP2」です。
NANDフラッシュメモリマイクロンテクノロジー製で34nmプロセスで製造したMLCチップとのこと。
公称値はシーケンシャルリードが最大355MB/秒と凄まじい速度で、シーケンシャルライトも最大215MB/秒。

やはり、RealSSD C300の大きな特長はやはりSATAインターフェースにSATA 3.0(6Gbps)を搭載していることと、同様にSATA 3.0に対応したMarvell 88SS9174-BJP2を搭載することで、SATAインターフェースによる転送速度の上限を突破したことでしょう。とにかく、興味深いです。

JMicronIntelSAMSUNG、Sandforce、INDILINXなどのSSDコントローラーメーカーがSATA 3.0対応のチップをいつ出すのか分かりませんが、世界で最も早くSATA Revision 3.0に対応したIDESATAコントローラーを出したMarvellが今後は大きく勢力を伸ばす可能性も出てきましたね。

IntelとMarvellは昔から中が良いので、Intel純正のSSD製品にMarvell製SSDコントローラーが積まれたりして。っと、想像がふくらみます(笑)

SSDベンダーからMarvell 88SS9174-BJP2を採用したSSDが続々と出ることを期待したいところです。
 
下記、引用〜
Micron Technologyが2009年12月に発表した「RealSSD C300」がいよいよ市場に登場する。RealSSD C300の特徴はインターフェースにSerial ATA 6Gbpsを採用している点。現在広く普及しているSerial ATA 3Gbpsの最大データ転送速度が300MB/秒なのに対し、Serial ATA 6Gbpsは倍の600MB/秒になる。
 
RealSSD C300が採用しているNANDフラッシュメモリーは、Micron Technologyの34nmプロセスで製造したMLC(Multi Level Cell)タイプ。NANDのインターフェースには業界団体が定めた「ONFI(Open NAND Flash Interface) 2.1」を採用している。平均消費電力はアクティブ時が4.3W、アイドル時が94ミリWだという。
 
現在販売されているSerial ATA接続の各社のSSDは、順次(連続)読み書き速度が最大でも250M〜270MB/秒程度。最大300MB/秒というインターフェースの転送速度が原因で頭打ちになっている面がある。インターフェースにSerial ATA 6Gbpsを採用すれば、SSDの転送速度のボトルネックが一つ解消される。

今回テストしたRealSSD C300の256GB版は、順次読み出しの公称値が最大355MB/秒と極めて速い。順次書き込みも最大215MB/秒だ。
Micron TechnologyがWebサイトで公開している情報によると、128GB版は順次読み出しこそ256GB版と同じ355MB/秒だが、順次書き込みは140MB/秒と僅かに遅いようだ。
  
 「CrystalDiskMark 2.2」(ひよひよ氏作)でデータ量を1000MBににしたときの結果は下記の通り。
順次読み出しで358.4MB/秒、順次書き込みで197.0MB/秒。ランダムアクセスはデータ量を512KBにしたとき、読み出しが328.1MB/秒、書き込みが201.5MB/秒。データ量を4KBにしたとき、読み出しが31.06MB/秒、書き込みが60.99MB/秒となった。

Marvell
http://ja.wikipedia.org/wiki/Marvell

以上。

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