製造プロセス45nmのDenebが『AMD Phenom』の次期製品として、intel Nehalemに対抗する。

AMDから、製造プロセス45nmのPhenom コードネーム Deneb(デネブ)が発売される。
発売日は確定していないとのことだが、秋に発売できれば、やっとintelに追いつくこととなる。45nm CPU製造にあたって、IBMから技術支援を受けている他、提携して製造にあたっているそうだ。業界のマンモスであるintelの牙城に立ち向かうには、intel VS AMDIBMという構図は、ごく自然なものかもしれない。
intelIBM
グラフィックボードではRADEON 4000、3000シリーズで大きな利益を上げているが、CPUでは奮っていないAMDにとって、Deneb発売が救いの一手になることを祈りたいものだ。


以下、記事本文。直訳なので、ちょっと分かり難い。


11月もしくは10月までに全てがうまく運べば、AMDは45nm Quad-Core CPUである“Deneb”をIntelの“Nehalem”と同時期に出すことができる。

“Deneb”は同クロックの“Yorkfield”よりも少し速いチップとなるが、“Nehalem”に対抗することはできない。

3GHzの“Deneb”はL3キャッシュ6MBを搭載。“Nehalem”のローンチから1〜2ヶ月後に登場するが、“Nehalem”は3.20GHzである。この“Nehalem”3.20GHzには、3.20GHzの“Deneb”でも打ち勝つことはできないだろう。

“Deneb”の下位モデルとしてL3キャッシュを撤去した“Propus”が2009年初旬にリリース予定。

以上。この記事は各CPUをベンチマークで比較したわけではないので、早いか遅いかはあくまで推論。発売したら意外と速かったということが、あるかもしれない。


ところで、ユーザーの印象としてPhenomエラッタ、リリースが遅いというマイナスイメージがあるようだ。

なので、次期CPUはネーミングを刷新して「Phenom2」としてリリースした方が市場に好印象なのではないか、と感じる。

Nehalemに性能で負けるのが分かっているなら、まともに張り合うのは愚策かもしれない。
低価格路線で攻めるとしても、従来のPhenomでは市場の反応がよくないだろう。

そこで、マイナーチェンジとして「Phenom2」を登場させてはどうかという話だ。
新モデル「Phenom2」が低価格で手に入るとすれば、お得感があるから購買意欲をそそるだろう。

名前はなんでもいいのだが、シンプルにPhenom2がいいと思う。
新鮮さがなくては、従来のPhenomでNehalemにまともに対抗することは無理だろう。